We are focusing on the development of environmentally friendly chemical reaction processes using ionic liquids et al.
These advanced technologies are very important to achieve sustainable development. To develop these research fields, we are using time-resolved spectroscopic techniques. These research projects are supported by many government programs. See details in our research projects.

バイオマスリファイナリー

〜循環型社会の構築へ向けて〜

高橋憲司、和田直樹研究室では、天然に最も豊富に存在するバイオマスであるセルロース等の非可食性の天然高分子を極限まで有効活用し、近未来における循環型社会を構築するための研究開発を基礎から応用レベルまで幅広く行っています。

このような取り組みは、広くバイオマスリファイナリーと称され、高橋研究室における研究の特徴は、次世代型溶媒であるイオン液体と組み合わせることで、ムダのない多様な変換を可能とするところにあります。

元来固体である木材はイオン液体で処理することで液体となり、これによって様々な生物・化学的な変換が可能となります。

当研究室では、物質収支にも注意を払ってムダのない実用的な変換プロセスの開発を念頭においており、近年では、炭素繊維などの高強度材との組み合わせによってバイオマス由来材料を高機能化し、住宅や自動車などの構造材としての利用も視野にいれて研究開発を行っています。